がれきの問題

被災地のがれきが問題になっています。

新聞やテレビでは「日本全国でがれきを処理しないと、復興が進まない」

と言っていますね。

それしか、復興への道はない、という報道の仕方です。

本当にそうなのでしょうか?

 

「宮城や岩手のがれきは汚染されていないから、大丈夫」

それならばなぜ、処理の基準値を変えたのでしょう?

東北の稲わらが汚染されていたというニュースが、昨年流れました。

稲わらが汚染されているのに、がれきは汚染されていない?

「きちんと測るから、大丈夫」

残念ながら、口に入る食品すら、きちんと測れていませんね。

基準値を超えて汚染されていた牛肉やキノコ、米が出回っているのがわかり、問題になりました。

あのがれきの山を、どうやって正確に計測するのでしょう?

たとえは悪いですが、道を歩いていて、犬の糞を踏んづけたとしましょう。

右の靴の前は汚れますが、後ろは?左の靴は?靴は万遍なく、均等には汚れませんよね?

がれきも、同じではないでしょうか?すべて等しく、汚染されるわけではなく。

 

放射性物質だけが問題なのではありません。

アスベスト、津波で海底から舞い上がった重金属類、六価クロム、ポリ塩化ビフェニル・・・。

今まで産業廃棄物扱いだったものが、一般廃棄物として、混ぜてそのまま焼却されるのです。

 

汚染の可能性のあるがれきは「受け入れる」「受け入れない」で対立する問題ではありません。

本来「拡散、焼却してはいけない」ものなのです。

バグフィルターは、放射性物質を取り除くことを前提に作られていないと、メーカーも回答しています。

フィルターをすり抜けた放射性物質は、煙突から大気中へ放出され、空気を汚し、雨が降れば地面に落ちます。

焼却すれば、灰に放射能が濃縮されてしまいます。

低濃度の汚染物が、高濃度の汚染物へと変化してしまうのです。

現地でも焼却ではなく、選別し、埋め立てる作業が必要だと思います。

もし焼却するのであれば、放射性物質にも対応する、特別な焼却炉が必要です。

被災地も、受け入れを迫られる地域も、東京電力が起こした事故の被害者です。

被害者同士で対立してはいけません。

違う形の支援として、例えば、放射能汚染された土地から、子ども達を保養に招待する。

短期でも汚染地を離れ、汚染されていない食材や水を摂取するだけで、子ども達は回復します。

守るべきものは、子ども達の未来、そして汚染されていない土地や水なのです。

 

 

■がれきは本当に広域処理しないといけないの?

 TVモーニングバード「そもそも総研」(動画)

 (ブログ日々雑感さんより)

 http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/55380537.html

 

 

■災害廃棄物の広域処理の課題〜被災地のがれき処理はなぜ進まないのか

 (東京都大田区議奈須りえさんのブログより)

 http://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/19f71672a2f5a917a5c778194da5178e

 

■震災がれきを活用、東北に「森の防波堤」を

 横浜国大の宮脇昭名誉教授は、震災で生じたがれきを活用して、海沿いに防潮堤を作るべき、

 と提案しています。

 (日本経済新聞より)

 http://mf1.jp/I_Yqx5

 (ブログ日々雑感さんより)

 http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/54320094.html

 

■がれきは受け入れるべきだ、との県民の意見に対しての、徳島県の回答

 県民の安心・安全を何より重視しなければならない、という素晴らしい回答です。

 徳島県の担当の方達は、この1年、がれきの事をしっかり勉強したそうです。

 今後、こういう自治体には、関東東北からの避難移住者が多く流入すると思います。

 http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652

 

■全国での「安易な瓦礫受け入れ」をやめさせる「効果的な」方法とは?

 「安易な瓦礫受け入れ」をさせないためには、「受け入れを決める人」個人個人に、しっかりと「リスク」を

 負わせる事が非常に重要なのです。

  (ブログDOG DAYSさんより)

 http://dogdaysdog.seesaa.net/article/255232636.html

 

■時々破損事故を起こしているバグフィルター

 「フィルターで放射性物質を捕らえられるから、大丈夫!」と言っている、そのバグフィルターが、

 実はたびたび、破損事故を起こしているそうです。

 バグフィルターの性能以前の問題ですね・・・。

  (ブログDOG DAYSさんより)

 http://dogdaysdog.seesaa.net/article/257212388.html 

 

■秋田県大館市のクリーンセンターで使用しているバグフィルターのメーカーが、

 フィルター性能について回答しています。

 やはり、難しいようです、放射性物質を取るのは。

 いったい、環境省はどこから「99.9%取れる」という回答を貰ったのでしょう?

 (セシウム反対母の会さんより)

 http://ameblo.jp/hahadesukara/entry-11206090726.html

 

 ※ちなみに、三田市クリーンセンターで使用しているバグフィルターの会社(日本スピンドル製造㈱)に、

 放射性物質の除去ができるのか、問い合わせたところ、

 「弊社では放射性物質の除去可能性について、検証しておりませんので、ご質問の内容に関して

  ご回答申し上げることができません。」

 という回答をいただきました。

 ・・・作っている会社が「検証していない」と言っているのに、環境省が言うから大丈夫!って???

 何か起こった時、いったい誰が責任を取るのでしょう?

 

「みんなの力でがれき処理」


ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、3/6、新聞全面を使って、広告が出ました。

がれきの山をバックに「復興を進めるために、乗り越えなければならない「壁」がある」

という文章が書かれています。

同じタイミングで、TVでもCMが流されました。

この広告とCMを見ると、「助け合いだ!がれき受け入れだ!」と思ってしまいそうです。

でも、実際に広域処理を行おうとしているのは、がれき総量のたった2割です。

その2割の為に、復興がまったく進んでいないというのでしょうか?

現地での8割の処理が進まないのは、きちんとした支援が入っていないからでは?

阪神淡路の時は、がれき拡散だと、国が騒ぎましたか?

北海道の奥尻で起こった、津波の被害の時はどうでしょう?

南相馬の市長は、防潮堤を作るために、東北のがれきが必要だと言っています。 

 

よく考えてください。

この広告やCMに、いくらかかっているのか?

無料なわけはありませんね?

疑問に思い、環境省に問い合わせをした方がいます。

広告代理店に、9億円払ったそうです。

9億円あれば、いったいどれだけの、福島や関東のホットスポットに住む子ども、妊婦さんを、

一時疎開させられるのでしょう?

9億円は、私達の税金です。

たった2割のがれきを拡散・焼却することで、誰が得をするのか?

もっともっと勉強しましょう、自分で調べましょう。

本当に被災地、被災者の為になる支援を、きちんと考えていきましょう。